ハムスターを飼育していると、「トイレと砂場は別で必要なの?」や「おすすめの砂はどれ?」など、細かな悩みが出てきます。実際我が家もトイレは最初からありましたが、砂場はありませんでした。しかも我が家のハムスターはなぜかトイレで寝ていたのです。しかもよく観察すると砂をモグモグ食べているような気が…などなど色々の不安や疑問を感じている事も多くなりました。ハムスターがどんな理由でその行動を取るのか、どうすれば快適な環境にできるのか知りたいですよね。
今回は
- ハムスターのトイレと砂場は必要か?選び方と使い方
- 砂場のメリットデメリット
- オススメのハムスター用の砂と選び方
- ハムスターのトイレと砂場に関するQ&A
について書いていきたいと思います。
我が家のトイレの砂はコレ↓
ハムスターのトイレと砂場は必要?選び方や使い方を解説
ハムスターのトイレと砂場はそれぞれ必要か、そして選び方や使い方について解説します。
- ハムスターにトイレは必要?
- 砂場とトイレの違いとは?
2つの項目について詳しく説明していきますね。
① ハムスターにトイレは必要?
ハムスターにトイレは必要です。しかし、ロボロフスキー等の小型ハムスターはトイレを覚えない場合もあります。
トイレでおしっこをすることを覚えると、ケージ内を清潔に保たれ、ハムスターの健康が守られます。野生のハムスターは、自分の巣穴を清潔に保つために、決まった場所で排泄する習性があるので、飼育しているハムスターも決まった場所でおしっこをするようになります。(ウンチは決まった場所でしません)
ハムスターの習性を利用し、ケージ内にトイレを設置すると、排泄場所が固定されます。排泄場所が決まると、掃除の手間が大幅に減り、ケージ内の湿気や尿による皮膚疾患のリスクも軽減されますし、何よりも独特なアンモニア臭が防げます。
また、トイレがあると尿の量や色や回数を観察しやすくなり、健康状態を簡単にチェックすることができます。ハムスターの異変や病気を早期発見できるという意味でもトイレは必要だと思います。
② 砂場とトイレの違いとは?
ハムスターの砂場は、砂浴びをする場所で、トイレは排泄のための場所です。
砂場は、体の汚れを落とすための「お風呂」としての役割を持ちます。
ハムスターは定期的に砂場で体を転がし、体についた油分や汚れを落とします。
一方でトイレは、決まった場所に排泄をするためのもので、砂場とは異なります。
トイレには専用のトイレ砂が使用され、砂場の砂と混同しないように気をつける必要があります。
トイレと砂場を分けて設置することで、ハムスターが快適に生活できる環境を作りやすくなりますよ。
砂場はハムスターに必要?メリットとデメリットを解説
ハムスターの砂場は、体を清潔に保つだけでなく、ストレス解消にも役立つものです。ここでは、砂場の必要性について詳しく解説します。
- 砂場を用意する必要はある?
- 砂場のメリットとデメリット
- ハムスターが砂場を好む理由
① 砂場を用意する必要はある?
ハムスターにとって砂場は、絶対に必要というわけではありませんが、砂浴びができる環境は健康に快適に過ごすためにとても良い役割をしてくれます。砂場はハムスターが自分の体を清潔に保つための「お風呂」のような役割を果たしてくれます。体に付いた汚れや余分な油を砂でこすり落とすことで、皮膚や毛の健康を維持します。
ハムスターは、砂浴びが好きで頻繁に砂場を利用しますが、すべてのハムスターがそうとは限りません。そのため、ハムスターの様子を観察し、砂浴びをしているか確認してみましょう。
我が家のハムスターは「うぇ~い‼やほっー‼」という声が聞こえてきそうな位砂遊びが大好きで、鼻先で砂を掘り起こして、鼻を真っ白にしてドヤ顔で砂場から出てきます。我が家のジャンガリアンハムスターには砂場は必須です。
② 砂場のメリットとデメリット
砂場のメリットとデメリットを見てみましょう
メリット | デメリット |
---|---|
1. 体を清潔に保つ | 1. 使用しないハムスターもいる |
2. ストレス解消に役立つ | 2. 排泄に使用する場合があり、掃除が必要 |
3.汚れを落とす | 3. 砂が飛び散る |
4.皮脂を落とす | 4. 砂が目に入るリスクがある |
5. 適切な砂の選択が必要 |
ハムスター自身の身体を清潔に保つための砂場なので、砂場はきれいにしておかなければいけません。汚れた砂が身体について細菌性皮膚炎をおこしたり、目に入って結膜炎になってしまう可能性もあるので、砂場を清潔に保ち、ハムスターの健康チェックも忘れずにしましょう。
③ ハムスターが砂場を好む理由
ハムスターは狭い場所が好きで、砂の感触を楽しむことがあります。砂浴びをすることで、ストレスが解消されるだけでなく、自分の体を快適に保つことができます。砂の中に体をすっぽり埋めてリラックスする姿は、ハムスターにとって自然な行動なので安心してください。
ただし、砂浴びをしないハムスターもいますので、無理に砂場を用意する必要はありません。数カ月たっても砂場を利用しない場合は砂場は必要ないでしょう。砂場を試してみて、ハムスターの反応観察してみてくださいね。
おすすめのハムスター用トイレ砂と砂場の砂の選び方
ハムスターのトイレ砂にはさまざまな種類があります。ここでは、ハムスターにおすすめのトイレ砂と選び方のポイントを紹介します。
- 市販されているトイレ砂の種類
- トイレに適した砂の選び方
- 砂を交換するタイミングと管理方法
- 実際に試したおすすめのトイレ砂と砂場用砂
① 市販されているトイレ砂の種類
トイレ砂には固まるタイプの砂や、固まらないタイプの砂があります。固まる砂は、尿を吸収して固まり、掃除がしやすいのが特徴です。しかし、固まる砂は誤飲のリスクがあるため、食べてしまうハムスターには注意が必要です。胃や腸に詰まって病気になる可能性があるので、心配なら固まらないタイプの砂をオススメします。
固まらないタイプの砂にはゼオライトや紙製のものがあります。これらは誤飲しても安全性が高く、消臭効果もあるため初心者にもおすすめです。我が家もこのタイプの砂を使用していますが、消臭効果もあり、においは特に気になりません。
② トイレに適した砂の選び方
ハムスターに適したトイレ砂を選ぶ際には、安全性と使いやすさが重要なポイントです。誤飲する可能性があるハムスターの場合は、紙製や植物由来の砂を選ぶことで、健康リスクを低減できます。また、消臭効果が高い砂を選ぶことで、ケージ内の匂い対策にもなります。
固まるタイプの砂は掃除が簡単ですが、食べてしまう可能性がある場合は避けた方が良いです。ゼオライトや紙砂など、固まらないタイプのものがオススメです。広葉樹のトイレ砂も販売していたりするので、合うものを探してみるのもいいと思います。
③ 砂場用の砂の選び方
砂場用の砂は、ハムスターが砂浴びを楽しみ、体を清潔に保つために使います。ゼオライト系や珪藻土を使った砂が人気で、これらの素材は吸水性が高く、汚れをしっかり吸収します。
また、砂場には柔らかい砂を選ぶと、ハムスターが快適に体を転がして砂浴びを楽しむことができます。シルキーサンドのように、細かくて柔らかい砂が特におすすめです。
④ 実際に試したおすすめのトイレ砂と砂場用砂
我が家はトイレは「ゼオライトの砂」、砂場は「シルキーサンド」と分けています。砂のきめの細かさが違うので、我が家のハムスターの行動もちょっと違います。
トイレの砂は少し粗めなので手や足で掘り起こしていますが、砂場の砂はサラサラしていて砂が本当に細かいので鼻で掘り起こして楽しんでいます。
また、我が家のハムスターは、トイレでは身体を回転させるようなことはありませんが、砂場は、体をくるくる回転させて砂浴びを楽しんでいます。
トイレの容器は我が家のジャンガリアンハムスターは結構大きくなったので、トイレに入るとみっちりぎゅうぎゅうなので、少し大きめのものがあるといいですね。
砂場の容器はAmazonで少し大きめのものを購入したので、砂遊びを十分楽しんでいます。レビューを見ると蓋が閉まりにくいとあったので心配しましたが、届いたものは蓋が閉まりにくい事はなく、何の困りごともなく使用できています。アマゾンの容器はコレ。
ハムスターのトイレと砂場に関するQ&A
まとめ|ハムスターのトイレと砂場の必要性と対策
ハムスターを飼育する前はどんな「トイレや砂場がいいかな?」と気になりますが、いざ飼育してみると「この行動はどういうことかな?大丈夫かな?」と心配になる事も増えますよね。
我が家のハムスターは飼い始めた時に、ゲージが小さく、おうちの正面にしかトイレを置けなかったこともあり、その位置でトイレを覚えてしまったので、広いゲージにした今もずっとその位置にトイレがあります(ゲージを大きくしたときに他の位置も試したのですが失敗しました)。また、砂場が大好きなので砂場で楽しそうにしていることもかなり多く、我が家は砂場は必須です。
このように、個体差や環境要因もかなり大きいので、飼育しているハムスターがどんな様子かを観察することも必要になります。しっかり観察しながら、トイレや砂場の対策をしてみてくださいね。
トイレはジャンガリアンでも成長したらぎゅうぎゅうになっちゃうので余裕のあるこれにすればよかったな~↓
砂場の砂のオススメはコレ↓ サラサラしてて気持ちよさそう~♪