MENU

効果なし?早期教育のメリット・デメリットー0~12ヶ月編ー

楽しむ子育てアドバイザーのはなねこです♪

 

今回は

かわいい子どもを目の前に

 

何ヶ月くらいでどんな発達をしていくのだろう?

今の私の関わり方であっているの?

早く教育をした方がいいの?

などとたくさん迷い始めたあなたに

 

早期教育のメリット・デメリット

について書いていきます。

 

目次

1. 早期教育とは



そもそも、早期教育とは何でしょう?

早くに教育すること?

学校で習うことを先取りで教育すること?

 

早期教育とは

早期教育(そうききょういく)とは、子供本人ではなく保護者や国家など大人の意向で、一般よりも年齢を繰り上げて文字や数、外国語、音楽、スポーツなどの教育を開始すること。
早期教育 – Wikipedia

https://ja.wikipedia.org › wiki › 早期教育

この説明を読むと

子ども本人ではなく大人が主体になっているので、

早期教育がいいのか?悪いのか?

どちらか分からなくなりますね。

 

特に

0~12ヶ月の子に対して

どこまですればよいのか迷いますよね。

ではまず、

0~12ヶ月の子が

どのように成長していくのかを

・身体

・こころ

に分けて説明していきます。

 

2.どんな風に成長していくの?0~12ヶ月の子どもの成長

2.1 身体の成長

生まれてすぐの赤ちゃんは

フニャフニャで

とってもかわいくて

いろいろとまだ未発達なので

全力で守ってあげたい存在ですよね。

 

そんなかわいい赤ちゃんも

1年でものすごく成長をします!

*乳児の発達には個人差があり、下記に示したものは、1つの目安です

 

0~2ヶ月

・あごを持ち上げる

 

2ヶ月位すると赤ちゃんをうつ伏せししたときに

自分で首をぐっと上げようとします。

*うつ伏せのままは危険なので、必ず見ていて下さいね

 

生まれてすぐは

15cm~18cmが一番見えやすい距離と言われています。

この時期は

動くものを目で追ってみたり、

聞こえる方向に首を動かしてみようとしたりします。

 

3~4ヶ月

・首がすわる

 

支えがないとぐらぐらしていた首が

しっかりと自分自身で支えられるようになります。

首がすわると抱っこがとてもラクになりますね。

 

個人差はありますが、これくらいの時期に

自分の手を上に上げて見ているときがあります。

ん?なんだこれ?

と自分の手の存在に気付いたのでしょう^^

 

あーあー

などと喃語も出始めます。

このときに近くの人が

同じよな音声を返すと

よりたくさん喃語をお話ししてくれるかもしれませんね^^

 

5~6ヶ月

・寝返りをうつ

 

しばらく横向きになってみたり

足をクロスにしてみたり

日々自主的に筋トレをしている赤ちゃん。

ある日気がつくとうつ伏せになっていたら

きっと寝返りができたのでしょうね^^

 

自由自在に寝返りがうてるようになると

行動範囲が広がります。

 

この時期には目もよりはっきりと見えてきて

ころころ転がった先にあった目に付いたものが気になります。

つかむ

なめる

振る

などの行動も盛んにし始めます。

 

成長の一つとしてうれしい限りですが、

誤飲には注意して下さいね。

 

7~8ヶ月

・1人ですわる

 

ちょこんとすわらせても、

支えなしで自分一人ですわることができるようになります。

 

ずりばいをしてみたり

ちょっとお尻をあげてみたり

でも上手く前に進めず、

後ろへずりずりと・・・

気がついたら自分で座れてた!

なんていうパターンも結構多いみたいですよ^^

 

9~10ヶ月

・はいはいをする

 

はいはいが始まると

一気に行動範囲が広がります。

床には何でも置けなくなり

お母さんは大変!!

 

でも、赤ちゃんは自分身の回りの探検に興味津々。

ものをつかむ

なめる

破る

ひっかく

音を出してみる

日々の探索活動でいろいろな

運動機能を身につけ

身についた力を試してみたくなります。

 

11~12ヶ月

・つかまり立ちする

 

ずっと床近辺をうろうろしていたはずなのに、

上になるものにも興味が出始めます。

よっこいっしょ

と立ち上がると世界が広くなるでしょうね^^

 

2.2 こころの成長

生まれてきた赤ちゃんは

この1年でまず

身近な人にお世話をしてもらい親しみを覚え

日々関わっていく中で

愛情や信頼関係が芽生えます

 

1年を通して

身近な人と気持ちが通じ合う体験を積み重ねていくことになります。

*乳児の発達には個人差があるため、

下記に示したものは1つの目安になります

 

0~2ヶ月

・泣くことで欲求を知らせる

 

赤ちゃんはまだまだ話すことができないので、

泣くことで周囲の人に訴えます。

お母さんの

「おなかすいたのかな?」

「おむつかな?」

というやりとりも実はとても大切で

 

空腹で泣く(周囲に働きかける)

ミルクをもらう(欲求が満たされる)

気持ちが安定する

一緒に生活する喜びにつながる

 

このように心が安定していきます。

 

3~4ヶ月

・あやすとよく笑うようになる

 

だんだんと表情が豊かになり

赤ちゃんのお世話に必死だった時期をぬけ

子育て感が出てくるかと思います。

あやしてくれる人に対し

ニコッと微笑むと

相手もニコッと笑ってくれることが

赤ちゃんもとても心地よく感じ

信頼関係が作られてきます。

 

5~6ヶ月

・いないいないばあを喜ぶ

 

ちょっとしたふれあい遊びができるようになってきます。

いないいないばあ

をするとよく笑ってくれることでしょう。

こちらが飽きても

よく笑ってくれるのでなかなかやめられず・・・

赤ちゃんにとって

自分の笑うという働きかけに対して

相手が応えてくれるというのは

とても安心することで、

愛着関係が形成されていくのです。

 

7~8ヶ月

・人見知りがはじまる

 

今まで誰にでもニコニコしていたのに

急にこの時期になり泣き出すことがあります。

それは赤ちゃんの

心が発達してきたため

だと言われています。

 

赤ちゃんは単に怖がって

人見知りをしているわけではありません。

平成25年に科学技術振興機構が発表した研究によると

見知らぬ人に対して

近づきたいけど怖い

という「葛藤状態」が原因である

ということが分かりました。

つまり、

他者に対しての興味を持ち始めた

ということになります。

 

またこの時期になると

目もはっきりと見えるようになってきて

今までぼんやりとしか見えていなかったものが

よりはっきり見えてくるので、

赤ちゃんにとっては

「何だあれは??」

の連続ですよね^^

 

9~10ヶ月

・大人の真似をする

 

自分以外の人に興味を持ち

自分でもできるかどうか試してみたくなります。

成長ですよね^^

お母さんが目の前で手をパチパチしてみると

真似をしてパチパチしてみたり

この時期になると

親子のふれあい遊びもできる幅が広がり

とても楽しい時間が過ごせるようになります。

 

11~12ヶ月

・後を追いをするようになる

 

>遊んでいると思ったから

ちょっとトイレに行ったら

めちゃくちゃ泣かれた。

>ちょっとでも離れると

泣きながら追いかけてきて抱っこを求める

 

なんて言うことをよく聞きます。

これはお母さんなど

日々お世話をし自分を守ってくれている人に対し

安心と信頼が芽生え、

自分にとって特別な存在であることが

認識できるようになったからではないかと考えられています。

 

また記憶力や認知力も発達してきているために

信頼関係ができあがっている人とそうでない人の

区別をすることができるようになってきていますが、

まだ記憶力が短期的なものなので

お母さんの姿が見えなくなると

いなくなった!

と思い不安になって探すようになるようです。

 

3.0~12ヶ月の子どもに必要な関わり方



生まれてきてから最初の1年間は

ものすごいスピードで

本当に色々なことができるようになってきます。

では、

どのような関わり方が必要なのか

書いていきたいと思います。

 

3.1 身体の発達を促す関わり方

生まれたばかりはフニャフニャでも、

1年もたつとかなり身体はしっかりと成長します。

この時期は

 

・身体の感覚が育つ

・よく身体を動かし、這う、歩くなどの運動をしようとする

・おもちゃや自分のものを、つまむ・引っ張る・つかむなど

手や指を使って遊ぶ

・睡眠のリズム・食事のリズム等、生活のリズムが整ってくる

 

など身体機能・運動機能面で

これから生きていく上で必要な力の基礎

ができあがっていきます。

 

そのため、

赤ちゃんが安全・安心して生活できるように心がけながら

発達に応じて

お出かけをして外からの刺激を与えたり

おもちゃの種類や配置を工夫したり

赤ちゃん自ら身体を動かそうとするように工夫したり

と、関わっていくことが大切になってきます。

 

5~6ヶ月になり腹ばいができるようになると

目の前のものに

手を伸ばしたり、つかんだり、なめたり

するようになります。

赤ちゃんが起きている時間に

手の届く範囲に

なめたり口に入れても安全なおもちゃを用意すると

赤ちゃんは興味を持って身体を動かしてくれることでしょう。

違った素材のもの

音が出るもの

など様々な感覚が刺激されるものに

触れる機会を多く持つといいと思います。

 

お母さんの真似をしたり、

音楽に合わせて身体を動かすようになってきたら

手遊びやふれあい遊びなど

スキンシップをとれるような遊びを取り入れ

楽しい時間を過ごすこともおすすめします。

楽しいやりとりを通して

自分を表現していく楽しさを味わうことも大切だと思います。

 

3.2 心の発達を促す関わり方

泣いて欲求を伝えることしかできなかった赤ちゃんも

1年もたつと

笑ったり

不機嫌そうにしてみたり

離乳食の好みを意思表示したり

と本当に表情豊か・表現豊かになっています。

 

この時期は

赤ちゃんが泣いて欲求を示していることに対し

応えてあげることが大切です。

お母さんも睡眠不足やなれない育児で大変かと思いますが、

愛情を持って接することによって

赤ちゃんの心も安定し、

伝えようと安心して表現できるようになり

信頼関係が築けるようになってきます。

この信頼関係は

今後の人と関わる力の基礎になる部分だと思います。

 

泣くことで欲求を表しているときは

どうしたの?おなかすいたかな?

おいしいねー^^

おむつかな?

きれいになったから気持ちいねー^^

などと声をかけることで

心地よさを知り

安心して過ごせるようになることでしょう。

 

また、行動範囲が広がると

様々なことに興味を持つようになり、

好奇心が旺盛になってきます。

一緒に楽しむことで

より安心して活動できるようになり

やりたい!できた!たのしい!

という気持ちが育っていくことでしょう。

 

4.0~12ヶ月の早期教育のメリット・デメリット



0~12ヶ月の赤ちゃんがどのように成長・発達するかを書いてきましたが

果たしてこの月齢の子に

早期教育をすることに意味があるのかどうなのか?

メリット・デメリットについて書いていきたいと思います。

 

4.1 乳児(0~12ヶ月)の早期教育のメリット

・多くのことを吸収しやすい

様々なことに興味を持ち、

頭(脳)が柔らかいといわれる時期なので

たくさんのことを吸収しやすいと言われています。

 

・可能性が広がる

小さなうちから様々なことに触れることにより

考える機会が増え

経験が豊かになり

可能性が広がるようです。

 

4.2 乳児(0~12ヶ月)の早期教育のデメリット

・自主性が身につかない

0~12ヶ月の子が

「私はこれがやりたいです!」

とはっきりと意思表示ができるわけではないので、

この時期に受けさせるの教育は

親の思いが大いに反映されます。

なんでも、早め早めにやらせようとすると、

発達的にその段階に追いついたときには

すでに興味が薄れていることもあります。

「何これ!?やってみたい!!」

という思いで自らを動かす力が成長には大切です。

子どもは今の自分の力よりも

少し難しいことにチャレンジするときが

とても意欲的だと言われています。

つまり、簡単すぎても、難しすぎてもだめなのです。

子どもの成長・発達段階を見極める必要があります。

 

・親同士の競争になりがち

○○くんはもうこんなことができるのよ!

○○ちゃんは音楽教室に行き始めたんだって!

などと、どうしても

他のおうちのこと比べてしまって

焦ってしまいますよね。

教育熱心な方ならなおさら

周りが気になってしまうかもしれません。

でも、

他のこと自分の子は別の人間で

成長も発達も違ってきます。

この時期に焦って他の子と同じようにするよりも

一人一人の発達にあった活動をすることが

基礎を作っていく上では必要かもしれません。

お母さん自身の焦りは

子どもにも伝わります。

子どもが安心して生活できるように

あまり焦る必要はなさそうです。

 

5.まとめ

おうちの方が教育に興味を持ち

こんなことをさせてあげたいな

こんな絵本を読んであげたいな

などと興味や関心を持つことは

とてもよいことだと思います。

 

しかし、この時期においては

これからの人生を歩んでいく基礎になる部分を

養う・培う時期です。

あれこれやらせるのではなく、

子どもの発達に合った関わりをし、

発達にあったものを与え、

じっくり楽しむ時間を親子で楽しむことが、

身体的にも精神的にも必要なのではないかと

私は思います。

土台となる部分をしっかり構築することは

何においても大切ですよね^^

焦らずゆっくりと今の時期を過ごしていただけたらと思います。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

コメントは日本語で入力してください。(スパム対策)

CAPTCHA

目次