さあ!ハムスターをお迎えしよう!となった時、「はて…床材はどうするといいんだろう?」と疑問に思い、床材調べの検索魔になった私。笑 結局3種類使用して今使っている床材に落ち着きました。
今回は
- ハムスターの床材の種類
- 木製床材
- 紙製床材
- その他の床材
- 床材の深さと交換頻度
- 床材を口に入れるハムスター
この6点について書いていきたいと思います。ハムスターを飼い始めてから初めて「ん??」と疑問に思うハムスターの行動もあったので、その点についても書いていきますね。
私がやっとたどり着いたオススメ床材はこちら↓↓
ハムスターの床材の種類
ハムスターを飼うなら、適切な床材選びは大切です。快適な環境づくりのため、主な床材の種類・特徴・メリット&デメリットを見ていきましょう。
- 木製床材
- 紙製床材
- その他の床材
この順番で説明していきます。
1. 木製床材
木でできた床材は「おがくず」と「ウッドチップ」があり、それぞれ「針葉樹」でできたものと「広葉樹」でできたものがあります。
針葉樹は松・杉・ひのきなどの種類があります。ヒノキと聞くと香りも良くて体によさそうなイメージがあります。しかし、アレルゲンを含むものも多く、アレルギーを引き起こす場合があり、ハムスターの脱毛などの原因にもなります。
広葉樹はポプラやユーカリなどの種類があります。針葉樹ほどアレルギーは起こさない・ハムスターの身体に優しいと言われています。しかし、若干割高になるので予算との相談が必要になります。
我が家は、まず「おがくず」を試してみました。おがくずを使ってみたレビューとウッドチップの特徴などを書いていきますね。
おがくず
我が家はハムスターを初めて飼育する時、散々迷った挙句、木のぬくもりの雰囲気で飼育したいと思い、おがくずを購入しました。結果、我が家のハムスターにも人間側にも合わず失敗でした。
【 特徴 】
- 木材を削った際にできる細かいチップ
- ふわふわで通気性がよく保温効果もある
【メリット】
- 吸湿性が高く、ケージ内を乾燥状態に保つ
- 軽くて扱いやすい
【デメリット】
- アレルギー物質が含まれている場合がありアレルギーの原因になる場合がある
- ハムスターの脱毛の原因になる場合がある。
【注意点】
- 針葉樹(松や杉など)から作られたものは避ける
- ハムスター用に加工された無添加のものを選ぶ
おがくずの床材…とっっってもかわいくて、見た目的にも最高でした。が…まず我が家のハムスターはもふもふの床材でとても喜んでいる感じでしたが、とてもかゆがっていて、1日中毛づくろいしているのでは?という位ずっと毛づくろいしていました。正直「このままだとハゲるな」と思いました。笑
私たち飼い主人間側にも問題が…。部屋の中がものすごく木の香りに包まれました。始めはまあ悪くはないのですが、木には消臭効果もそこまでないようで、においが気になりました。そして、私たちがアレルギーだったんです(完全に忘れていました 笑)。木はダメだなと思い、1週間くらいで紙に変更しました。
ウッドチップ
ウッドチップは販売しているのを見たことがありますが、我が家では使用したことがありません。選ばなかった理由としては、「硬そう」「ハムスターが痛そう」「世話をする娘の指に木片が刺さりそう」「ゲージが傷つきそう」です。人にもハムスターにも優しいふわふわしたものを探してたので、安全面の理由で我が家の床材の選択肢からは外しました。
【 特徴 】
- おがくずより少し大きめのチップ状
- おがくずより硬い
【メリット】
- 飛び散りにくい
- 自然な木の香りがする
【デメリット】
- チップの大きさによってはハムスターが扱いにくい
- 木くずが出る
【注意点】
- 針葉樹(松や杉など)から作られたものは避ける
- ハムスター用に加工された無添加のものを選ぶ
- ハムスターの様子を観察しながら使用する
2. 紙製床材
紙でできた床材にも素材によってふわふわしたものとごわごわしたものがあり、紙製でも安全なものと安全ではないものに分かれます。
【 特徴 】
- リサイクル素材や無漂白の紙を使用
【メリット】
- 軽くて吸湿性が高い
- 柔らかくクッション性がある
- 環境にやさしい
- 消臭効果があるものもある
【デメリット】
- 軽いため飛び散りやすい
- 湿気を吸うと固まりやすい
- 物によってはほこりが出る
【注意点】
- 気を付けた方がいい素材がある
(ティッシュペーパーなど頬袋にくっついてしまうもの)
紙の床材で気を付けた方がいいのは、ティッシュペーパー。頬袋に張り付くと取れなくなってしまうので使用してはいけません。キッチンペーパーも床材としては優秀だと思いますが、あまり細かくしてしまうと張り付いて取れなくなることがあるので注意が必要です。
我が家は消臭効果が高い紙製の無漂泊の床材を使用しています。あれこれ試してこれ↓に落ち着きました。
3. その他の床材
ハムスターの床材を調べていると本当に色んな素材があります。木製・紙製の他にも
- とうもろこし(コーンサンド)
- わら・牧草
- 土
- ペレットタイプ
があります。他にも「綿」があるんですが、私も購入時に調べてみたところ綿は
- 腸閉塞で死亡したハムスターの実例がある
- 飲み込んでしまう可能性がある
- 飲み込んだ繊維状の物質は直接排出されない
- 綿は消化できない
と書いてあったので、怖くなって購入するのはやめました。
とうもろこし(コーンサンド)
ハムスターの床材を調べているとトウモロコシで出来ている床材もありました。しかし、ハムスターの床材というか、鳥のエサ的なイメージがあり、近くのホームセンターでも売っておらず実物を確認できなかったため、我が家では購入を見送りました。
【 特徴 】
- トウモロコシの芯を砕いた床材で、粒状やサンド状
- 吸湿性が高く、ナチュラルな素材で化学薬品不使用
- 見た目は細かい砂利のようで、ハムスターが誤って食べても安全
【メリット】
- 吸湿性が良い:湿気や尿をよく吸収し、ケージを清潔に保ちやすい
- 防臭効果:臭いを抑え、ケージ内の臭いを軽減
- 天然素材:安全で環境にも優しく、自然分解される
- 重さがある:軽い床材に比べて飛び散りにくい
【デメリット】
- 硬さ:ハムスターにとっては硬めで、巣作りや掘る行動には不向き
- 吸湿性に限界:湿気を吸いすぎると固まりやすく、早めの交換が必要
- コストが高い:加工工程が多いため、他の床材よりやや高価
【注意点】
- 定期的な交換:湿気で固まった部分はこまめに取り除き、交換する
- 併用がおすすめ:硬さが気になる場合は、柔らかい素材と併用する
- 誤飲に注意:誤って食べないように、ハムスターの行動を観察する
トウモロコシ・コーンサンドの床材は、吸湿性や防臭効果が高い一方、硬さやコストが高い点に注意しながら使用する必要があります。
わら・牧草
わらや牧草もナチュラルな感じがいいのですが、わらや牧草は独特のにおいがします。部屋で飼うのでできるだけ、においはしない方がよかったので、我が家は購入を見送りました。
【 特徴 】
- 乾燥させた自然の草を使った床材
- ハムスターが巣作りやトンネル掘りに利用できる
- 保温性が高く、ケージ内の温度を安定させる
【メリット】
- 自然素材で安全:ハムスターが食べても安心
- 巣作りに最適:柔らかくて巣作りしやすい
- 保温性が良い:寒い季節にケージを暖かく保てる
- 消臭効果:草の香りで臭いを抑える
【デメリット】
- 吸湿性が低い:尿をうまく吸収できず、カビや細菌のリスクがある
- 飛び散りやすい:軽いため、ケージ外に散らばりやすい
- アレルギーのリスク:粉塵でアレルギーを引き起こす可能性がある
【注意点】
- 他の床材と併用:吸湿性の高い床材と一緒に使うと良い
- 定期的に交換:湿気が溜まる前にこまめに交換する
- アレルギーの確認:症状が出たら別の床材に変更する
- 食べ過ぎに注意:ハムスターが過剰に食べないように観察する
土
海外のハムスターを飼育している方のInstagramを見ると、土を敷いてナチュラルな感じで飼育されている方をチラホラ見つけていいなーとちょっとあこがれました。しかし、衛生面と管理が難しそうだなと感じました。
【 特徴 】
- ハムスターが自然環境に近い状態で生活できる床材。掘る習性を満たすことができる。
- 市販のペット用の土を使用し、園芸用や自然の土は避けるべき
【メリット】
- 掘る行動をサポート:ハムスターが本能的に土を掘ることができ、ストレス解消に役立つ。
- 自然に近い環境:野生に近い自然な生活環境を提供できる。
- 保湿性:湿度を適度に保持し、乾燥を防げる。
【デメリット】
- 掃除が大変:土は重く、掃除や交換が手間。散らかりやすい。
- 汚れやすい:尿や排泄物で汚れ、臭いや病原菌が発生しやすい。
- カビやダニのリスク:湿度が高いと、カビやダニが発生しやすい。
【注意点】
- 安全な土を使用:ペット用の土を使い、化学物質や農薬のないものを選ぶ。
- 湿度管理が必要:湿気が多すぎないように管理する。
- 部分的に使う:土だけでなく、他の床材と組み合わせることでバランスを保つ。
- こまめに掃除:汚れた部分はすぐに掃除し、清潔を保つ
ペレットタイプ
我が家のハムスターはペットショップにいた時はペレットタイプの床でした。ペットショップにいた時からペレットタイプの床材を掘り起こしていて、まき散らして、カンカン音がしていたので、「かたそうだな―」と思い、やめました。
【 特徴 】
- 紙や植物繊維を圧縮して作られた固形の床材。円筒状や粒状の形をしている。
- 吸湿性が高く、ケージ内の湿気や尿を吸収して固める働きがある。
【メリット】
- 吸湿性が高い:尿や湿気をすぐに吸収し、ケージ内を清潔に保てる。
- 臭いの軽減:吸湿とともに臭いも吸着し、ケージの臭いを軽減する効果がある。
- 飛び散りにくい:ペレットは重さがあるため、ハムスターが動き回っても床材が飛び散りにくい。
- 掃除がしやすい:固まりやすく、汚れた部分を取り除きやすい。
【デメリット】
- 硬い:ペレットは固めの素材で、ハムスターが巣作りや掘る行動には適していない場合がある。
- 快適さに欠ける:柔らかさが足りず、ハムスターにとっては歩きにくい、または居心地が悪いことがある。
- 巣作りに不向き:ペレットは巣材としては使いにくく、他の柔らかい素材が必要な場合もある。
【注意点】
- 巣材と併用する:ペレットタイプだけでは硬すぎるため、柔らかい素材(紙製やわらなど)を併用して、ハムスターが巣作りしやすい環境を作ると良い。
- こまめな掃除:吸湿性が高いので、汚れた部分を見つけたら早めに交換し、清潔を保つことが大切。
- 種類に注意:ペレットの素材に化学薬品が使われていないか確認し、ハムスターに安全なものを選ぶこと。
床材の深さと交換頻度
「さあ、床材も購入したし、いれてみよう!」となった時に、「あれ?深さはどれくらいがいいんだろう?」と疑問が。
調べてみると
- ハムスターが掘る行動を十分に行えるよう、15cm以上
- 20cmほどの深さにすると、自然に近い環境を再現できる
- ハムスターが巣を作り、トンネルを掘って隠れたりする行動を通じて、ストレスを減らすことができる
書いてありましたが、読むものによってバラバラでした。床材を20cmも入れることは、自然に近い形にはなるかもしれないけれど、ゲージのサイズ、可能な深さ、メンテナンスから考えてあまり参考になりませんでした。我が家で試行錯誤した結果はこちらです↓
- 1~2cm
ゲージの床にツメが当たってカリカリうるさい
掘る行動が全くできない - 2~3cm
床材の中でかくれようとしてもかくれられない - 3~5cm
掘る行動が少しできる
自分で集めて床材の中で体を隠して寝ることができる
一方、床材の交換頻度については、床材の種類やハムスターの習性により異なります。一般的な目安として、以下の頻度が推奨されます。
- 部分的な交換は、尿や汚れた部分を取り除くために毎日〜数日に一度行うことが理想です。これにより、悪臭や雑菌の繁殖を防ぎ、ハムスターが清潔で健康的な環境を保てます。
- 全体の交換は、1〜2週間に一度が目安です。ただし、土やペレットタイプの床材を使っている場合や、特に湿気が溜まりやすいケージでは、より頻繁な交換が必要になることがあります。
ただし、頻繁にすべての床材を交換しすぎると、ハムスターが自分の匂いが消えることでストレスを感じることもあります。そのため、全体交換の際は、少しだけ古い床材を残しておくと、ハムスターが安心感を持つことができますよ。
床材を口に入れるハムスター
これは初めてハムスターを飼育して知った行動なのですが、我が家のハムスター、床材を口にくわえて自分の家に持ち込みます。
- 頬袋の中にくっつかない?
- 食べちゃったりしない?
- そもそも大丈夫??
と色々疑問になり、とても心配しました。
- 本能的な巣作り行動の一環
- 野生のハムスターは巣を作る際に、柔らかい草や小枝などを集めて運び、暖かい場所を確保します。
- 飼育下でもこの本能が残っており、床材を口にくわえて運ぶことで、自分の居場所をより快適にしようとする
- ケージの掃除やレイアウトの変更などでストレスを感じると、落ち着くために床材を集めたり、口にくわえることがあります。
- 自分の縄張りを再確認し、安心感を得ようとするための行動です。
このようにハムスターが床材を口に入れたり頬袋に入れたりすることは、本能的な行動なのであまり心配いらないなと思いました。でも、うちのハムスターもゲージを掃除した後などにこの行動がよく見られるので、口にしても安心な床材を選ぶようにしました。綿などは消化されず、腸閉塞の原因にもなると言われているので、選ばないようにしました。
お気に入りが見つかるまでは…
ハムスターを飼うとなると、床材一つとっても、「どれがいいのかなー」と悩みますよね。お迎えしたハムスターにも快適に過ごしてほしい親心です…きっと…。
我が家もあんなにたくさん調べたのに結局は3つ試して、3つ目に落ち着きました。お迎えしたハムスターにとって合うor合わない。自分の理想のハムスター飼育環境から近いor遠い。など色々あると思いますが、お迎えしたハムスターと一緒に色々試してみるといいと思います。
コレ!というのが見つかるまでは、一度にたくさん買いすぎず、試してみるのをおススメします♪
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