子どもをやる気にさせる!自信がつく学習法!!

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子どもが勉強のやる気を出さない。

学習意欲がないと言われる。

 

という話をよく聞きます。

学習意欲・やる気を

どうすれば引き出せるか。

そして、

結果自信がつき

次に結びつけられるのか

専門的な考え方(ARCSモデル)を加えながら

書いていきます。

 

目次

やる気→自信までのプロセス



子どものやる気は常に何かに向けられている

私は思います。

それが遊びであったりと

親が思うような学習ではないかもしれませんが、

興味のあること

やる気は向けられているはずです。

 

まず、

やる気から自信までのプロセスを

分かりやすく子どもの遊びの代表でもある

虫とりに例えてみましょう。

 

目の前をトンボが横切ります。

わっ!!何あれ?トンボだ!!

興味・関心を持ちます。

 

どんなトンボだろう??

捕まえてみれば分かりそう!

行動を起こすことのやりがいを見いだします。

 

ちょっと頑張ってみれば捕まえられそう!!

捕まえるという目標に向かって努力

捕まえられると自信が付く。

 

捕まえたらアキアカネだったよ!

ここにはアキアカネがいるんだね!

やってよかったという満足感

新たな知識の獲得・周囲の人の賞賛による満足感を味わいます。

 

虫とり楽しかった!

これがもっとやりたい・次もやってみよう

という意欲になります。

 

これを学習意欲に置き換えた考え方があります。

 

 

やる気を起こすためのARCSモデル



やる気つまり学習意欲の問題

そして対策について

ARCS(アークス)モデルというのがあるのはご存じでしょうか?

このARCSモデル

学習・学びをする上で大切なこと

学習のプロセスの基本というべきものが詰まっています。

 

ARCSモデルとは

ジョン・ケラー JOHN M. KELLER が1983年に提唱したARCSモデルは、インストラクショナルデザイナーが学習意欲の問題に取り組むことを援助するシステムモデルである。学習意欲の問題と対策を、注意 ATTENTION・関連性 RELEVANCE・自信 CONFIDENCE・満足感 SATISFACTION の4要因に整理した枠組みと、各要因に対応した動機づけ方略、ならびに動機づけ設計の手順を提案したもの。4要因の頭文字をとって、ARCS(アークスと読む)モデルと命名された。心理学研究における期待×価値理論を背景にして、関連諸分野の研究成果を簡潔にまとめた実用性の高さにより、米国を中心に高い評価を受けている。

 

参考引用 http://www.gsis.kumamoto-u.ac.jp/ksuzuki/resume/books/1998a.html 

どういうことか解説していきたいと思います。

 

「ARCSモデル」は、

子どもたちのやる気・学習意欲が出ないのはなぜだろうか?

点について考えられたものです。

 

やる気・学習意欲の問題に取り組む

システムモデルは4要因の枠組みから成り立っています。

 

ATTENTION   注意 (おもしろそう)

RELEVANCE   関連性(役に立ちそう)

CONFIDENCE  自信 (やればできそう)

SATISFACTION   満足感 (やってよかった)

 

これら、4要因の頭文字をとって

「ARCSモデル」(アークスモデル)と言われています。

 

ATTENTION 注意

学びの基本は大人も子どもも

知的好奇心や探究心から成り立っていると考えられます。

知識がまだ少ない子どもたちは

日々の生活の中でたくさんの

「おもしろそう」

「どうなっているんだろう」

に出会います。

いつもの経験の中ではもちろん

いつもとは違う経験の中からは

より多くの新しいもの

つまり物珍しいものに出会い、

知的な注意を促されたり

不思議さや驚きで探究心が刺激されます。

この

「おもしろそう」

「どうなっているんだろう」

という興味・関心が

学習意欲・やる気にとても大きな影響があります。

 

RELEVANCE 関連性

学習をしていて

「何のためにこんなことをしないといけないの?」

「何でこれをさせられてるの?」

という疑問は

学習する過程を楽しめていない表れであり

学習意欲の維持・やる気の維持の

妨げになります。

 

「やりがいがありそう!」

「何かの役に立ちそう!」

と過程を楽しんだり

学習過程にやる気を出せれば

より学習に意欲的に取り組めるはずです。

・テストでいい点を取るためにやらされている

よりも

・自分の知識を付けるために学習している

方がより身につきます。

何のために努力をしているのかを具体的に知り

やりがいを感じることができ

プロセスを楽しみ

取り組んでいる課題に親しみを持つことも

関連性の1側面だとされています。

 

 

CONFIDENCE 自信

簡単に言うと、

がんばればできそう

できた

ということです。

 

あまりにも難しすぎる達成困難な課題

簡単にできすぎてしまう課題

にはあまり意欲を出しません。

小3の子に高校の課題を見せたところで

「難しそうで無理や!!」

で終了です。

小3の子にひらがな書いてみようと言ったところで

「もうできる!」

とやろうともしないことがほとんどです。

人は自分ができることの

少しだけ先のことに挑戦する際に

とても意欲を出します。

自分の持っている力を使い

工夫したり試行錯誤しながらやってみて

(学習の自己管理)

やってみたらできた!!

こんなにうれしいことはありませんよね。

これが自信につながります。

今ある自分の力の少し先のことに挑戦して

成功体験を積むことで

自信がついていきます。

 

つまり

「ちょっと頑張ればできそう」

「やればできそう」

という今の自分より少し先の課題がとても大切です。

 

 

SATISFACTION 満足感

できた!

という自信の次の感情として

「やってよかった!」

という満足感を味わうことにより

次の学習に対する意欲がわきます。

 

「やってよかった!」

という満足感を味わうには

自分でやってみて身についた知識や経験が

役に立つという経験や、

周囲の人からの

「すごいね」

「がんばったね」

という賞賛が必要です。

努力を無駄にさせない環境

とても重要だとされています。

 

参考文献:「教育工学事典」日本教育工学会,実教出版,2000

やる気にさせ自信を付ける学習法まとめ

ARCSモデルによると

やる気になるような動機付けをし、

興味関心を持たせる。

何かの役に立ちそうと

やりがいを見いだす。

やればできそう!と

子どもの自発的な行動を促す。

できた!やってよかった!

と満足感が味わえるようにする。

 

この流れが大切だということになります。

 

そして、私が3人の子どもを育てていて

個人的に必要だと感じることは

知識・技能が定着するまで

繰り返すことにより

よりミスは減り、

一層の自信がつくと考えられます。

 

我が家でも実践中です。

皆さんもぜひ1度試してみて下さいね^^

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