楽しむ子育てアドバイザーのはなねこです♪
毎日子どもを見ていると
こんなことができるようになったんだ!
の連続ですよね。
でも、
あれ?今はどれくらいのことができる
時期なんだろう?
これでいいのかな?
などという悩みや迷いも出てきますよね。
今回は
1歳児と2歳児の成長・発達
について書いていきたいと思います。
1. 1歳児・2歳児の成長
そもそも1歳児とは
保育園などでは4月1日から、翌年の3月31日までに4歳になるお子さん
のことをいいます。
しかし、
この時期は月例によってまだまだ発育の状況が大きく違います。
そのため、
このサイトでは
1歳児
1歳3か月・1歳6ヶ月
2歳児
2歳・2歳6ヶ月・3歳
と少し細かくわけ、
それぞれどのように成長・発達していくのかを
説明していこうと思います。
*子どもの成長には個人差があるため、
下に示したものは1つの目安です。
1.1 運動能力の発達
1歳1~3ヶ月
・歩く
・歩行が安定してくる
自分で立って歩くことができるようになります。
移動できる距離も増え
どんどん行動範囲が広がってきますね。
よたよたしていたり、
よろよろっと転んでしまっていた歩行も
毎日繰り返すことによって
どんどん安定してきます。
1歳6ヶ月
・しっかりと歩くことができる
・しゃがむ
自分の足で
自分自身をしっかり支えることができるようになり
しゃがみ込んで
興味のあるものをじーっと見つめたり
つまんで拾ってきたりします。
2歳
・走る
歩くスピードもぐっと上がり
走って興味のあるところへ行こうとします。
以外とスピードが速くて
気がついたら
あれ?
どこ?
なんてこともあるので
安全面でも注意が必要ですね。
2歳6ヶ月
・ジャンプをする
・階段や台をする上り下り
踊りや周囲の人の真似をして
ジャンプするようになり
だんだん上手にジャンプできるようになってきます。
お子さんの生活環境にもよりますが
階段を上り下りしたり
台に上って下りる
こともできるようになります。
階段は落ちてしまうと大変なので
まだまだ手をつないであげる必要がありますが、
自分でできることがぐっと増えます。
3歳
・自分の服を正しく着脱できる
今までは前と後ろが逆だったり
上手く手を出すことができなかったり
ズボンが途中までしか上げられなかったり
色々できていないことが多かった着脱も
自分で正しくできるようになります。
ボタンやファスナーは
まだまだ難しい子もいますが、
毎日頑張ることで
だんだんできるようになってきます。
1.2 精神面の発達
1歳1~3ヶ月
・言葉で伝えようとする
パパ・ママ・まんま
などの簡単な言葉を理解してきて
言葉を使い伝えようとします。
言葉は個人差があるので
不安になりすぎなくても大丈夫ですが、
ジェスチャーや言葉など
泣く以外の表現方法を身につけはじめます。
1歳6ヶ月
・自分を主張をし始めます
きて
見て
やだ
など今自分がしてほしいこと
自分の気持ちを伝えようとします。
自分の気持ちに気づき
伝えることができるようになるって
とても大きな成長ですね。
2歳
・簡単な言葉でのやりとりが楽しめるようになる
どうぞ
ありがとう
などと遊びの中でやりとりをして遊ぶことを
楽しめるようになります。
人と関わりながら遊べるように
少しずつなっていきます。
2歳6ヶ月
・上手くいかないと反発する
・お友達と関わることが増えてくる
靴を履こうとしたのに上手くいかない!!
やれると思ったのにうまくいかない!
なんていうことがあると
思わずお手伝いしてあげたい気持ちになるものですが、
手をかそうとすると
自分でやるの!
といわんばかりに反発されることがあります。
これも成長の一つです。
あたたかく見守ってあげたいですね。
また、お友達と関わることも増えてきます。
同時にトラブルも増えてきます。
こういうときはどうしたらいいかな?
○○くんおもちゃ貸してほしいみたいだよ。
などと、
一緒に考えてみたり、
相手も言葉を代弁してあげたり、
解決策を示してあげたりと
繰り返していくことで
人との関わり方を学んでいきます。
3歳
・ごっこ遊びをする
今までは自分のやりたい遊びをする
ことが多かったかもしれませんが、
おうちの人の真似をして
おままごとをしてみたり、
かっこいいヒーローになってみたり、
素敵なプリンセスになってみたりと
ごっこ遊びをお友達とするようになってきます。
お友達と関わりながら遊べるようになり
子どもの世界も広がってきましたね。
2 1・2歳児の子どもとの関わり方
子ども関連の資格を取る際に
健康
言葉
人間関係
環境
表現
の5つのことに分けて
子どもとの関わりに方についての要点を学びました。
これは私が母親になったときにも
とても参考になりましたので、
どうやってしていくといいのかわからない
これでいいのか悩んでる
という方のために少しでも参考になればと思ったので
子どもとの関わり方について
5つに分けて書いていきたいと思います。
2.1 健康面の発達を手助けする関わり方
元気にのびのびと育てたい!!
そうは思うもののどうするといいのか
分からないことってありますよね。
子どもは
自分自身の力で
・身体を動かし成長していこうと
・様々な動きを試してみて
・自分で身体を動かすことを楽しんで生活します
お母さんや子どもと関わる人は
これらの成長をお手伝いするように心がけましょう。
安全対策や事故防止はもちろんですが、
何でも禁止してしまったりと、
必要以上に制限してしまうことのないよう
しっかりと見守ってあげて下さい。
・興味や関心・発達などを見極めて環境を整える
・公園などで走る・とぶなどの身体を使った遊びを楽しむ
・できることになったこと
興味を持っているとに共感して
安心して活動して達成感を味わえるようにする
・衣服の着脱などの細かいことも
自分でやろうと頑張っているときは見守り
必要に応じて手助けをする
これらのことを考えながら
子どもが安心して自分を発揮できるよう、
受け止めて
安全で気持ちよく生活できるように
環境を整えてあげられるといいですね。
2.2 言葉の発達を手助けする関わり方
うちの子なかなかしゃべらないんだよねー
という悩みはよく耳にします。
少し我が家のことをお話ししますと、
実際我が子も長男は2歳2ヶ月まで
まま・まんま
のみ・・・^^;
焦りました。
でも、2歳2ヶ月の時
次男を出産するために私は入院し、
長男を実家に預けたら
驚くほどしゃべれるようになっていました。
今思うと、
毎日私と一緒で
長男が何を望んでいるかが分かってしまい、
長男からしたらしゃべる必要なんてなかったんだろうなー
と思います。
言葉とは
相手に伝えるための表現方法です
・自分の思いを伝えようとする
・言葉のやりとりで気持ちを通わせようとする
・言葉で表現する楽しさを感じる
ということが必要になってくると思います。
赤ちゃんの時に
お母さんが先取りでお返事をしてしまうことよくありますよね。
子どもが自分自身で
しゃべりたいと思う気持ちを持てるようにできるといいですね。
そのために
・「おはよう」「またね」などの挨拶をする
・「これなんだ」などと声をかけ言葉のやりとりを楽しむ
・絵本や紙芝居を楽しみ、簡単な言葉を繰り返したり真似をして楽しむ
・お友達との関わりの中で言葉のやりとりを楽しめるようお手伝いする
ということが
安心したあたたかい雰囲気の中でできるといいですね。
我が家の次男は保育園に初めて入園したときに
なかなか園の環境居慣れず、
緊張した状態だったため
緊張で滑舌が悪くなってしまい
「何をしゃべっているのか分かりません」
といわれたことがあります。
園の勧めで専門の先生に見ていただいたのですが、
専門の先生に
発達的には問題がないので、
緊張がほぐれるように
リラックスした状態になれるように
工夫してみて下さい。
と言われました。
その後園の先生にも協力していただき、
園にもなれた頃には
何の問題もなくしゃべれるようになっていました。
つまり、言葉の発達においても
あたたかい、リラックスできる環境
見守る姿勢
は大切ですね^^
2.3 人間関係の発達を手助けする関わり方
おなかの中で守られた環境から
生まれて外の世界に飛び出してきた赤ちゃん。
自分以外のものがあること
自分以外の人がいることに気がつき
信頼関係を作っていきながら
成長していきます。
トラブルも起こります。
ですが、
トラブルを起こしたことがない人
トラブルに巻き込まれたことがない人
なんて誰一人としていないはずです。
人間関係を成長させていくには
トラブルだって立派な成長材料です^^
・身近な人と関わることの心地よさを経験する
・周囲に興味や関心が高まり、関わってみようとする
・自分以外の人と関わって遊ぶことの楽しさを経験する
・決まりがあることに気づく
これらのことを経験することにより
子どもたちの人間関係は発達していきます。
そのため、
・自分のことを見守ってくれる人がそばにいるという
安心感が持てるように接する
・子どもの気持ちを受け止めて対応する
・間に入ってあげることにより
他の人との関わり方が身につくように手助けする
・関わりの中で決まりがあることを気づくように手助けする
・お友達との関わりの中でお互いの気持ちを受け止める
という点に気をつけながら
見守る姿勢を大切にしていくことが
人間関係の発達に必要だと思います。
3.4 環境の発達を手助けする関わり方
子どもを取り巻く環境にはいろいろあります。
ここでは小さな子どもは
生活する中や自然に触れることで
どんどん成長していきます。
子どもの発達を環境の面から見てみましょう。
子どもは
・身近な環境に親しみ、興味・関心を持つ
・様々なものに関わる中で楽しみ、考えるようになる
・身の回りの形や大きさなどの性質や仕組みを知る
・見る・触る・嗅ぐ・聞くなどの経験を通して感覚が育つ
・生活していく中で季節や行事を楽しむ
というように
新しいことにどんどん興味を持ち
吸収し成長していきます。
そのため、
・安全で環境の中で活動できるようにする
・様々なものに触れ楽しめるようにする
・一緒に体験してみて安心して体験できるようにする
・季節感を味わえるようにする
・お散歩などで季節の体感し興味や関心が持てるようにする
ということにも目を向けながら
関わっていくことが大切です。
2.5 表現の発達を手助けする関わり方
言葉の他にも身体を使って表現することを
成長と共に知り、
楽しむようになってきます。
表現の方法は
・絵を描く
・砂・土・紙・粘土などで思ったものを作る
・音楽やリズムに身体の動きを合わせる
・歌を歌う
・全身を使って表す
など様々です。
このような経験をすることによって
イメージを豊かにしていきます。
このような発達を促すために
・様々な素材に触れて楽しむ
・音楽やリズムを楽しむ
・歌を歌ったり体操をしてみる
・大きさなどを身体を使って表現する
ことを日々の生活のなかで取り入れることで
表現の成長・発達が促されます。
ここでも大切なことは、
子どもの
「みて」
「できた」
という気持ちを大切に
安心して表現できる雰囲気が大切です。
3 まとめ
1・2歳児の子どもの成長・発達は
とてもすごいもので
次々と色々なことができるようになっていきます。
様々な面からアプローチをかけていきたいところですね^^
でも、一番大切なのは
自分を受け止めてくれる人が身近にいることです。
あれもこれもさせなきゃ!
と焦ることなく、
個人個人の発達に合わせて
あたたかく見守ることで
安心して自分を発揮できることが一番重要です。
焦らずゆったりと
色々な経験をさせてあげることが大切だと思います。